中村俊輔が書いた「察知力」を読んだ。
「スコットランドリーグのMVPをとっても、自分が満足するのが怖くて笑えなかった」という話から始まり、
中村俊輔ほどの実績を持つ選手が何を考えて、何を思って、何を意識しているかを知ることができ、とてもおもしろい本だった。
際立って感情的に書かれていて、特に印象に残った166ページ目の文章を紹介したい。
俊輔の考える「成功」の定義が書かれている。
出場数やゴールの数、立ったステージの高さで、成功かどうかは語れない。
10年前に掲げた目標や、子供のころの夢が叶えば、成功というわけでもない。
目標や夢は、ひとつじゃない。現状を察知し、軌道修正を何度も繰り返してもいいはず。
どんな環境や立場であっても、100%の力で戦うことが成功に繋がる。
厳しい現実の中で、自分を知り、懸命に活きることが大事なんだ。
今の自分にできることを、手を抜くことなくやった、という実感を持てる毎日を過ごすこと。簡単に見えて、これが難しい。なぜなら人には甘えがあるから。
「これでいいだろう」と思ってしまう瞬間。僕はそれが怖い。
なりたい自分になるため、100%で生きることができれば成功だと思う。
成功か失敗なんて、誰にもわからないし、誰にも決められない。
今の僕に、自分が成功しているという気持ちはない。ただ、成功させたいと願い、毎日を100%で生きようと務めている。
俊輔の「妥協しない姿勢」(←これも本の中より引用)が伝わってくる。
この本を読んだことで、今シーズンは今まで以上に、俊輔のプレーを見るのが楽しみになった。
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