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欧州CL best16 ミランvsアーセナル | アーセナルの理想

「理想」と「現実」の戦いとも表現されるこの試合。
ベスト16で当たってしまうのはあまりにももったいない2チームの激突。
ミランはセードルフ。アーセナルはロシツキーという中盤のキーマンを欠く布陣で臨む。

欧州CL 07-08 ベスト16
ミラン00-02アーセナル
0-2
得点時間
84
90+2
得点
セスク
アデバヨール


アーセナル (CL best16 2leg vsミラン)
 アデバヨール 
 フレブ 
エブエディアビ
セスクフラミニ
クリシーサーニャ
ギャラスセンデロス
 アルムニア 
ACミラン (CL best16 2leg vsアーセナル)
パトインザーギ
 カカ 
アンブロジーニガットゥーゾ
 ピルロ 
マルディーニオッド
カラーゼネスタ
 カラチ 

以前、ミランのサッカーを至高のサッカーと表現したことがある。
力強い守備からボールを奪い、ピルロが繋ぎ、カカが決定付ける。
戦術的に成熟を向かえ、敵なしと思わせたミランのサッカーがこの日もあった。

しかし、それは最初の30分だった。

前半30分以降、ミランはアーセナルの「理想」の前に耐える時間が続き、
84分、ついにゴールを奪われてしまった。

アーセナルが優位に試合を進めた理由はいくつかあると思うが、
注目すべきは徹底した「ワイドな攻撃」だと思う。

サイドにボールを運ばせ、囲い込んでボールを奪うのはサッカーの常識。
ミランもサイドバックとボランチがはさむ形でボールを確実に奪い、
そこから攻撃というのがひとつの得意な形だと思う。

しかし、アーセナルはミランが追い込んで作ったその袋小路を突破していく。
アデバヨールがボールのサイドにより助けることでサイドでキープが始まる。
そこで"溜めた"時間を使い、セスクが上がってくる。
中盤でフリーなセスクがボールを奪い逆サイドへ。

1度片方のサイドに固めた守りの陣形を逆サイドに持っていくミラン。
この展開が何度も繰り返された。

運動量で言えば、ミランもアーセナルも同じくらいかもしれないが、
走らされたミランの体力がどんどん消耗しているように見えた。

カカやピルロのパフォーマンスが悪く見えたのは、アーセナルのディフェンスがよかったからだけではないと思う。


自分たちのやりたいサッカーをしているかどうか。
この基準をクリアしているかどうかでピッチ上の選手のパフォーマンス、体力の消耗度は大きく変わってくる。

試合を決定付けたセスクのシュートは素晴らしいが、
おそらくあのまま延長に行ってもいつかアーセナルに点が入ったように思えた試合だった。

ミランが姿を消すのはあまりにも悲しいが
アーセナルのサッカーがどこまで行くのか、続きが見れると思うとうれしくも思えてくる。



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